ひとりひとりの2020に出会う。

2020年という、日本にとって特別な1年に向けて
スポーツを通じた絆を、
競技を支える人たちのドラマを、
世界に誇る日本の文化や芸術を、
誰もが参加できる社会貢献のあり方を、
さまざまな視点で切り取り、伝えていく。
ここでの出会いと発見を、
ひとりひとりが日本の未来を考えるきっかけに。
それが、“みんなの2020”です。

東京2020オリンピック・パラリンピック開催まで

2018.01.25

「笑顔とメダルラッシュに沸いた」アジアユース大会

Tokyo2020 NHK情報サイト「パラスポーツ情報」に連載している写真家・越智貴雄さんのコラムです。(2018/1/15掲載)

2017年12月、UAE・ドバイでアジアユースパラ競技大会が開催された。4日間で「陸上」「バドミントン」「ボッチャ」「ゴールボール」「パワーリフティング」「競泳」「卓球」の7競技が行われ、30の国と地域から700名を超える選手が参加したうち、日本からは87名が出場した。
最終的にはメダルランキングで日本は堂々の1位。大活躍の日本選手団だった。そんな日本選手団に、これまでの大会ではあまり見たことない出来事があった。

それは、開会式。若い世代が参加するユース大会ということもあり、他のどの国の選手もカチンコチンと緊張しながら行進する中、日本の選手たちの表情はピカイチだった。多くの日本の選手たちが、はじけるような笑顔で観客に手を振りながら行進していた。日本選手団が入場行進で、こんなに笑顔あふれる光景は見たことない。

開会式後、選手団旗手を務めた、小池さくら(競泳)に話を聞くと、「(旗手として)一番前を進むので、笑顔を心がけました」と話してくれた。このような大舞台で、なんて度胸がいいんだろうと頼もしさも感じながら感心した。

笑顔といえば、すぐ思い出すパラリンピアンがひとりいる。それは、陸上で2004年のアテネ、2012年のロンドンパラリンピックに出場した花岡伸和氏だ。現役時代、カメラを向けると、どんな時でもとびきりの笑顔を見せてくれた。=写真は2004アテネパラリンピック閉会式。

その花岡氏、なんと今大会で、元選手としては初めてアジアユースパラ大会の日本選手団の団長を務めた(過去の冬季パラリンピックでは元選手が団長を務めたことはある)。大会期間中、花岡氏を見かけると、出場選手やスタッフ関係者たちとニコニコしながら積極的にコミュニケーションを交わし、彼の周りにはいつもなごやかな楽しそうな輪が出来ていた。

花岡氏の"笑顔力"が日本の選手たちに伝染し、彼らの背中をそっと後押ししていたと感じた。


この記事は、Tokyo2020 NHK情報サイト「パラスポーツ情報」内の「写真家・越智貴雄『感じるパラリンピックGallery』」に連載されたものです。
http://www.nhk.or.jp/parasports-blog/200/


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