ひとりひとりの2020に出会う。

2020年という、日本にとって特別な1年に向けて
スポーツを通じた絆を、
競技を支える人たちのドラマを、
世界に誇る日本の文化や芸術を、
誰もが参加できる社会貢献のあり方を、
さまざまな視点で切り取り、伝えていく。
ここでの出会いと発見を、
ひとりひとりが日本の未来を考えるきっかけに。
それが、“みんなの2020”です。

東京2020オリンピック・パラリンピック開催まで

2017.12.26

[青森県]ぶつかりながらチームを引っぱる、幼なじみバッテリー

ソフトボールが盛んな青森県平川市。豊かな自然とりんご畑に囲まれた、平川市立平賀東中学校のグラウンドでは 、ソフトボール部が練習に励んでいる。平成29年8月開催の「第44回東北女子中学校ソフトボール大会」で3位、さらに「第39回全国中学校ソフトボール大会」にも出場した、全国レベルの実力をほこるチームだ。

チームの中核をなすのが、キャプテンでキャッチャーの今井小葉(いまい・このは)さんと、ピッチャーの芳賀梨乃明(はが・りのあ)さんだ。二人は幼なじみで、小学校の頃からバッテリーを組んでいる。

小学校時代にキャッチャーの先輩を見て、そのかっこよさに憧れていたという今井さん。今は自分がキャッチャーとして、チームに指示を出し、試合展開を考える。「中学生になって、配球を考えるようになってからは、試合が楽しいし、ランナーを牽制で刺したときは嬉しいです」

芳賀さんがピッチャーになったのは、小学校4年の頃、やってみないかと言われたのがきっかけ。「それからずっとピッチャーをやってきました。5年生のときは、ずっと打たれて悔しいと思って、小葉といっしょに投げ込んだりしていました」

ソフトボール部顧問の五十嵐一徳(いがらし・かつのり)先生は、二人をいいバッテリーだと評する。一方で、仲がいいのか悪いのか、わからないときもあると言う。「休憩時に、ピッチャー(芳賀さん)が話しかけてるのをキャッチャー(今井さん)は下を向いていて。喧嘩したのかなって思うくらい」。でも、ピッチングが始まれば、今井さんは芳賀さんの投球に「ナイスボール」と声をかけながら、普通にしているそうだ。

二人の関係について、今井さんは、「どっちも短気だから、なにか言えばすぐどっちもキレて、そこからケンカになります」と話す。芳賀さんも、「気が合う時もあるし、全然合わないときもある」と言う。今井さんがかまえたコースに、芳賀さんのボールが行かないと、「キレた」今井さんが速い球を芳賀さんに投げ返してくることもあるとか。

チームメートのサード・田島希来(たしま・きら)さんは、そんなバッテリーを見て、「心が通じ合っている感じがする」と話す。「厳しいコースとか(キャッチャーが)構えても、ピッチャーがちゃんとそこに投げてくれるし、そこで打ち取ることもできたりして。やっぱりピッチャーとキャッチャーがいるからこそ、試合が成り立つ。(二人は)めっちゃ大事な存在だと思います」(田島さん)

二人の信頼関係があるから、ケンカもする。今井さんは、芳賀さんについて、「結構いいピッチャーだと思う。ピッチャーに助けられてるという部分はあります」と話す。芳賀さんも、今井さんに対して、「お父さんみたいな、頼り甲斐のある選手。バッティング面でも、守備面でもほんとに巧いから、小葉(今井さん)がバッターに立てば、ああ、これ絶対に塁に出るなと思います」と全幅の信頼を寄せている。

二人が、ぶつかるのはお互いのためであり、チームのためでもある。「いつもケンカしてるけど、つながってるっていうか、梨乃明(芳賀さん)がいいって思うし。なんでかわかんないけど」と、今井さんは少し照れた表情を見せてくれた。芳賀さんも、「小葉(今井さん)ならどんなボールでもとってくれると思ってるから。小葉じゃないとダメです。大好きです」と、「相方」への思いを語ってくれた。

バッテリーは、これからもぶつかりながら強くなっていく。そして、この二人を中心に平賀東中学校ソフトボール部は、さらなる高みを目指していく。

▼インタビュー映像:
幼馴染のバッテリーがチームを引っ張り、全国大会トップを目指す。

▼ビューティフルジャパン 青森×ソフトボール
http://panasonic.jp/bj2020/aomori/

ビューティフルジャパン公開日:2017年11月22日


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