ひとりひとりの2020に出会う。

2020年という、日本にとって特別な1年に向けて
スポーツを通じた絆を、
競技を支える人たちのドラマを、
世界に誇る日本の文化や芸術を、
誰もが参加できる社会貢献のあり方を、
さまざまな視点で切り取り、伝えていく。
ここでの出会いと発見を、
ひとりひとりが日本の未来を考えるきっかけに。
それが、“みんなの2020”です。

東京2020オリンピック・パラリンピック開催まで

2017.12.26

[秋田県]人のために、そして夢のために、走り続ける

秋田大学のグラウンドには、トラックを走る医学部陸上競技部・広田有紀さんの姿があった。広田さんは、保育園のころから運動会のかけっこも速く、小学校でもマラソン大会で一番になった。「自分には走る種目が合うのかなと思って、陸上部に所属したのが、きっかけです」

専門種目は、中距離800メートル走。この種目は、競技者同士のトラックにおける「場所取り」も激しく、陸上競技の中でも「格闘技」と言われるほど。中学1年の時、自分にはどの種目が合うのか考え、100メートル走と800メートル走の両方に出場。その結果、800メートル走は、「苦しみながらも、達成感が一番大きかった」と広田さんは感じたという。

「400メートル走は、800メートル走と違って最初から最後まで全力走。私は、どうしてもスピードで負けてしまうので、そこは400メートルの選手には勝てません。ですが、800メートルで戦略的に考えつつ、うまく2周目の体力を温存しながら、1周目を走ることで、ほかの選手よりも少し上手な走りができていると思います」(広田さん)

広田さんが走らない日はない。たとえば毎日の歯磨きのように、走ることが「習慣」となっている。「(走ることは)当たり前にすることになってますね」

秋田大学・医学部陸上競技部の先輩たちは、広田さんの競技に取り組む姿勢に一目置いている。「すごくストイック」(4年生・鵜飼雄哉さん)、「結果を出しても、すぐ次はこうしたいって目標が常にアップグレードされている」(5年生・八本直季さん)、「わりと早く彼女は息上がってしまう。それでも、ずーっと後ろからついてくる」(5年生・小坂峻平さん)

広田さんの原動力となっているのは、周囲の人の存在。大学1、2年の頃、思うような走りができなかった。そんなときに、「君の走り、高校の時は言わなかったけど、改めて元気もらえるよ」「君のがんばる姿を見て自分もがんばろうと思えている人、他にもいっぱいいると思う」など、いろんな人が彼女に声をかけてくれた。

そこで彼女は気づいた。「自分のためだけじゃなくて、人のためになれるんだなってわかって。人のためならいくらでも頑張れるので。大学6年間、やり続けたい。あわよくば、2020年の夢に向かって頑張りたいと思いました」

広田さんは、自分を応援してくれている人のために、そして2020年という夢のために、今日も走り続ける。

▼インタビュー映像:
この走りが人のためになれるなら、2020年の夢に向かって頑張りたい。

▼ビューティフルジャパン 秋田×陸上
http://panasonic.jp/bj2020/akita/

ビューティフルジャパン公開日:2017年11月22日


Panasonic
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「ビューティフルジャパン」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向かって、この美しい国をひとつにするプロジェクト。日本全国のアスリートたちのチャレンジを応援していきます。