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2020年という、日本にとって特別な1年に向けて
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ここでの出会いと発見を、
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東京2020オリンピック・パラリンピック開催まで

2018.09.14

"自分と違う個性と仲間になろう!" リクルートマネジメントソリューションズが監修する「パラバディ研修」とは?

株式会社リクルートの関連会社であり、企業の人材育成を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、東京2020オフィシャルパートナー(人材サービス カテゴリー)として、ダイバーシティを促進する企業向け新研修『パラバディ研修』を監修した。

(C)Recruit Management Solutions Co., Ltd.

開幕まであと2年と迫った、東京2020パラリンピック。2016年のリオデジャネイロ大会を契機に、パラリンピックならびに障害者スポーツへの関心度は、若年層を中心にほぼ全世代で高まっている。だが一方で、「競技会場(スタジアム・体育館・沿道など)で直接観戦したい」と回答している人はわずかに18.9%と、東京2020オリンピックの42.1%と比較してまだまだ低いのが現状だ(東京都「オリンピック・パラリンピック開催、障害者スポーツに関する世論調査」より引用)。

そこでリクルートマネジメントソリューションズでは、東京2020パラリンピックの成功に向けた支援策の一環として、障害者理解およびパラリンピックスポーツへの興味・関心と観戦意向を高めることを目的に、前出の『パラバディ研修』の監修をスタートした。同社広報の小川明子氏は、本研修を始めた背景をこう話す。

「東京2020大会ビジョンでは『一人ひとりが互いを認め合う(多様性と調和)』ことが掲げられ、パラリンピックを通じて共生社会の実現を目指すとしています。これは、私たちリクルートマネジメントソリューションズが創業から掲げている『個と組織を生かす』という理念と非常に通じるところがあると感じています。そこで、どうすれば大会オフィシャルパートナーとしてパラリンピックを盛り上げていくことができるかを考え、"研修"という形で貢献できるのではないかと始めたのが『パラバディ研修』になります」

『パラバディ研修』では、(1)パラリンピックスポーツのすごさを知る、(2)障害者とのコミュニケーションを実践する、(3)障害を身近なものとして捉える、という3つのゴールが設定されており、障害当事者講師による座学(30分)と、視覚障害・肢体不自由障害体験を行うチームビルディングゲーム(80分)で構成されている。

「『パラバディ研修』では主に3つの観点から、実際に障害に触れる体験を提供しています。1つ目は障害を体験すること、2つ目は介助を体験すること、3つ目は介助される体験をすることです。例えば、街中で白杖を持った方を見掛けた場合、何かお手伝いをした方がいいのか、どう声を掛けたらいいのか、突然声を掛けたら驚かせてしまうのではないか、失礼になるのではないかと、いろいろと不安に思って躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、目隠しをして白杖体験をすることにより、何が不便なのか、何をしてもらえるとうれしいのか、どう声を掛けてもらえるといいのかを、実際に感じることができます。こうしたプログラムを通じて、心理的なハードルを下げることにつながればと考えています」

(C)Recruit Management Solutions Co., Ltd.

同社ではもともと企業向けに、人材育成を目的としたビジネススキル開発や階層別の研修サービスなどを提供してきた。近年ではLGBTをはじめ、"ダイバーシティ"をテーマにした研修にも注力しており、今回の『パラバディ研修』においても障害体験を通じて"ダイバーシティ" への理解と促進を図りたいという。

「本研修では"障害"をテーマとしていますが、障害に限らずあらゆる"違い"を"個性"として捉え、その"個性"をチームや組織、社会に転換していくことがより求められていくと感じています。例えば、ワーキングマザーの復職に関しても、他の方と同じように時間を使うことが困難で制約があるという意味では、それも一つの"違い"で"個性"だといえますし、ご家族の介護を抱えている方も同様です。価値観もますます多様化していく中で、人はみんな違って当たり前。自分と"違う"人たちとどうやってチームや組織をつくり、どうやって共生していくのか。本研修を通じて、そうした気付きを得ていただければと考えています」

本研修の名称である『パラバディ』には、「"パラレル"な(自分と違う)個性と、"バディ"(仲間)になろう」という意味が込められている。「違うからこそ、話してみる」、「違う個性と、仲間になってみる」。そうした気持ちを持つ人が増えていくことで、日本社会はよりダイバーシティへと踏み出していけるのではないだろか。

「受講していただいた方々が、それぞれ継続して『パラバディ』として活動していく、その入り口になりたいと考えています。東京2020パラリンピックへ観戦に行くこと、パラリンピックスポーツのファンになること、東京2020パラリンピックのボランティアをすること、そして、障害者フレンドリーとなり職場や街中でも積極的に障害者の方をサポートしていくこと。東京2020パラリンピックが終わった後も、こうした考えに共感していただける"人材のレガシー"を一人でも多く残していきたいというのが、私たちが目指しているところですね」

『パラバディ研修』紹介動画ページ


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