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東京2020オリンピック・パラリンピック開催まで

2018.10.12

パラスポーツの祭典「BEYOND FES 丸の内」が開催!

東京都では、10月12日(金)から21日(日)まで、丸の内エリアでパラスポーツの祭典「BEYOND FES 丸の内」を開催する。昨年、渋谷の街をジャックした「BEYOND FES」が、今年は"ドラマチック・パラスポーツ"をテーマに、パラアスリートの魅力を伝えるステージイベントや、パラスポーツの競技体験会、競技や選手の展示をめぐるスタンプラリー、企業・団体向けの講演会などのコンテンツをそろえて実施される。

提供:BEYOND FES 丸の内

開幕まであと2年と迫った、東京2020パラリンピック。パラリンピックならびにパラスポーツへの関心は高まりを見せているものの、オリンピックと比較すればまだまだ低いのが現状だ。その背景の一つに、パラスポーツの選手が世間一般であまり知られていないことが挙げられるだろう。

そこで東京都では、パラスポーツの応援プロジェクト「TEAM BEYOND」の一環として、パラスポーツへの興味・関心を深める機会を増やし、パラスポーツの観戦促進につなげていくことを目的に、前出の「BEYOND FES 丸の内」を開催することになった。東京都オリンピック・パラリンピック準備局パラリンピック部事業推進担当課長の安達紀子氏はこう話す。

「今年の『BEYOND FES 丸の内』では、パラスポーツの選手を知って、名前を覚えていただきたいと考えています。東京2020パラリンピックはもちろん、その後もパラスポーツを応援して支えてくださる人を増やしていきたいと考えた時、やはりどんな選手がいるのかを知らずに応援に行こうという気持ちにはなかなかならないですよね。そこで、"アスリート"としてのすごさやかっこよさを感じてもらうだけではなく、"人"としての魅力が伝わるように、トークショーなどでは選手の生の言葉を届けられればと考えています」

日本のスポーツ文化の特徴に、「競技を見る・応援する」のではなく、「人を見る・応援する」ことが挙げられる。国内で人気のあるスポーツを見ると、より多くの人に知られているアスリートが活躍している。パラスポーツへの興味・関心を高めるには、選手がより多くの人に知られていくことが必要になるだろう。

東京都ではパラスポーツの応援プロジェクトとして、前出の「TEAM BEYOND」を2年前から展開している。パラスポーツを通じて誰もが個性を発揮できる未来を目指そうと、アスリートだけでなく、スポーツをする人、見る人、支える人、さらには企業・団体など、あらゆるジャンルを超えてメンバーが集まり、一つのチームとなって活動している。多くのタレントやミュージシャン、アスリートが名を連ね、個人・企業を含めて全体で約120万ものメンバーが登録しているという。これまでに、パラスポーツの国際/国内大会などを観戦した後で出場選手を交えた交流会も行う観戦会や、「TEAM BEYOND」自らパラスポーツの試合を仕立て、競技ルールや応援マナーを学びながら会場一体となって観戦・応援するイベント「BEYOND STADIUM」(※)といった取り組みをしている。
(※今年1月に開催された「BEYOND STADIUM」ではボッチャと5人制サッカー(ブラインドサッカー)の競技観戦と競技体験が行われた)

「『TEAM BEYOND』では、パラスポーツを競技会場で直接観戦する人を増やしたいと考えて活動しています。試合を観戦するだけでなく、OB選手などから見どころを解説してもらったり、ルールや応援マナーをお伝えすることで、その競技をより楽しく観戦していただいたり、試合後に実際に出場したばかりの選手と交流できる場を提供することで、選手のことをより深く知ってもらい、ファンになっていただければと思っています」

こうした取り組みを通じて、直接観戦する楽しさをより体感してもらいたいと話す安達氏だが、同時に、一つの課題にも行き着いたという。パラスポーツの大会がいつ、どこで行われているのか、それ自体がほとんど知られておらず、そのためなかなか観戦者が増えていかないということだ。

そこで昨秋、渋谷で開催したのが「BEYOND FES」だ。渋谷マークシティ内に「TEAM BEYOND」のメインカラー赤・青・緑3色の装飾とともに大会情報や競技に関するパネルやポスターを展示したり、パラスポーツの体験会やトークイベントを開催したほか、「第12回渋谷音楽祭」「Shibuya Street Cinema 2200 by ShortShorts」「超福祉展2017」といったイベントと連携するなど、渋谷の街をジャックし、さまざまな切り口からパラスポーツの魅力を発信した。

選手ポスター(提供:BEYOND FES 丸の内)

「これまで『パラスポーツをどこで見たいか?』というアンケートをとると、テレビ、ラジオ、インターネット配信などで観戦したいという回答が圧倒的に多く、競技会場で直接観戦したいという人はごく少数でした。ですが、昨年の『BEYOND FES』でとったアンケートでは、初めてこの回答が逆転したのです。私たちとしては、この結果に非常に手応えを感じていまして、やはりまずは多くの人にパラスポーツの競技や選手を知ってもらうことで、競技会場で直接観戦したいという気持ちにつながるということが証明されたのかなと思います。残念ながらパラスポーツの認知度はまだまだ高いとはいえませんが、『BEYOND FES』に触れていただけた方にはその魅力をお届けすることができたと感じ、本当にうれしかったですね」

今年、その「BEYOND FES」は舞台を丸の内に移し、さらにパワーアップして開催されるという。

「昨年同様、大会情報や競技に関するパネルやポスターを展示するのはもちろんですが、丸の内は非常に多くの企業が集まっているエリアということもあり、昨年以上に多くの『TEAM BEYOND』企業・団体メンバーの皆さまにご協力をいただけることになっています。丸ビル1階の『マルキューブ』に特設ステージを設置し、さまざまな企業が自社にお勤めのパラアスリートによるトークショーや特色のあるイベントを実施したり、丸の内仲通りでは企業ごとにパラスポーツ体験会やブースを出展します(※14日(日)まで)。昨年以上に、パラスポーツの多面的な魅力を発信していければと思います」

また今年は新たな試みとして、企業・団体向け講演会「BEYOND CONFERENCE」を開催する。パラスポーツの支援に関心はあるものの、具体的に何をすればいいのか、あるいは実際にどんな効果があるのか、そうした先進的な事例の紹介や情報交換会などを行うなど、パラスポーツ支援の取り組みのヒントを得て、ネットワーク構築を促進する場を創出するという。

「私たちとしては、決して東京2020パラリンピックだけを見据えているのではなく、大会後も継続してパラスポーツを支えてくださる、応援してくださる企業や個人の方を増やしていきたいと思っています。今年の『BEYOND FES 丸の内』も、そうしたきっかけになればと。
ただ、来場される方にはあまり難しいことを考えず、純粋に楽しんでいただければと思います。『パラスポーツって意外に楽しそうだな』、『こんな競技があるんだね』、『あの選手、面白かった』、そんなことを感じてもらえたらうれしいですし、『TEAM BEYOND』でしか手に入らない特製グッズのプレゼントもあるのでそれを受け取りに来ていただけるのでもいいと考えています。ぜひ多くの方にご来場いただきたいですね」

「BEYOND FES 丸の内」
2018年10月12日(金)〜10月21日(日)
東京駅・丸の内仲通り周辺


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